バック・トゥ・ザ・フューチャー BTTF ロケ地ガイド

 バック・トゥ・ザ・フューチャー(以下BTTF)は1985年に上映されたアメリカ映画で、今でも非常に人気が高い歴史に残る名作です。2020年にはアメリカでの上映からちょうど35周年を迎えました。BTTFは時計台(クロックタワー)があるタウンスクエアでのシーンはUSH(ユニバーサルスタジオ・ハリウッド)のオープンセットで撮影が行われています。私は今までにUSHには3度行った事がありますがトラム・ツアーで実際にロケ地の見学も可能です。ところでBTTFのその他のシーンはいったいどこで撮影が行われたのでしょうか?またもやロケ地探しの血が騒いできました ・・。
という訳でもうかなり昔になりますが今までに2004年の5月&11月、2005年5月、2006年1月と合計4回程ロサンゼルスでBTTFのロケ地探しを行いましたので以下にその結果内容を報告します。

 ロケ地ガイドを見るにあたって、そのロケ地がどのような場所だったのか分からなければ意味がありません。映画やビデオでBTTFを見たのがかなりの前で細かい部分を忘れてしまった場合や、今までに一度も BTTF を見た事がない場合、DVDやサブスクでBTTFをご覧になった後にこのロケ地ガイドを読まれる事をお勧めします。BTTFは三部作です。第1作目を見て「面白い!」と思ったら バックトゥザフューチャー PART2 (以下 パート2)、バックトゥザフューチャー PART3 (以下 パート3)も続けてご覧になってください。もちろん、このBTTFのロケ地ガイドにはパート2とパート3のロケ地情報も含まれています。

 このロケ地ガイドは、ご覧になったみなさんに実際にロケ地に行ってもらう事を目的としてロケ地情報を公開していますので、もし機会がありましたら是非BTTFのロケ地巡りをするためにロサンゼルスを訪ねてみてください。BTTFが大好きな人であれば大きな感動をお約束します。その時にはこのロケ地ガイドが必ず役に立ちますので、お忘れなくお気に入りに入れておいてくださいね。尚、個人宅以外は Google マップ、及び Bing マップ にリンクしてありますので必要な地図を保存してこちらもお役立てください。説明の分かりにくい部分や疑問点等ありましたら メール で連絡をお願いします。 

 それでは「バックトゥザフューチャー ロケ地ガイド」をお楽しみください。   ゴマちゃん店長 西岡 孝

Hill Valley High School 1955 & 1985

 ロケ地を紹介する順番ですが、最初は映画のストーリーに沿って順番通りにロケ地の説明をするつもりでしたが映画のストーリーと撮影が行われたロケ地にはまったく関連性がなく実際にそのようにロケ地を回る事は時間の無駄になります。そこでこのロケ地ガイドでは、実際にロケ地巡りをする事を考えて距離が近いロケ地をまとめて紹介する事にしました。ただ、ロケ地を回る順番は必ずしも同じにする必要はありませんので自分の都合に合わせて好きなように回ってください。
 [マップリンクについて] 最初にマップリンクについて説明します。個人宅を除き Googleマップ と Bingマップ にリンクしてあります。住所だけではロケ地の場所がどこにあるのか見当も付きませんが地図を見ればBTTFのロケ地への行き方が分かりますし、それぞれのロケ地の位置関係についても分かると思います。Googleマップは一部地域を除きストリートビューも見れます。そしてBingマップは空撮による概観図を楽しめます。住所に関しては アメリカの住所の読み方 も参考にしてください。ロケ地は「LA東部」「ハリウッド周辺」「LA西部」と三つに分けて説明をしていきます。最初はLA東部にあるヒル・バレー高校から。

 Whittier Union High School (ヒルバレー高校) 12417 Philadelphia St Whittier CA Googleマップ Bingマップ
ついでに ロサンゼルス空港のマップも掲載しておきます。Googleマップ Bingマップ

 LA空港からヒルバレー高校のロケ地にレンタカーで直行する場合は最初にフリーウェイ(以下 FRWY)105に乗って東方向へ走ります。約25km走った所でFRWY605とのジャンクションを605Northに入って北へ向けて走行してください。Googleマップ FRWY605は南北に走るフリーウェイです。ジャンクションでは標識に「605North」「605South」と書かれてありますので北に行きたい場合には「605North」の標識に従って走ってください。FRWY605に入って約9km北上し Whittier Blvd の出口でフリーウェイを降りて Whittier Blvd を東に向けて走ります。(正確には南東方向) その後 Philadelphia St との交差点を左折して東に400メートルも走ればロケ地に使用された Whittier Union High の校舎が左側(北側)に見えます。

 ダウンタウンから行く場合はFRWY5(FRWY60でもOK)で東に走りFRWY605を経由して Whittier Blvd で降ります。 
Googleマップ ※ダウンタウンから公共交通機関で行く場合 こちら を参考にしてください。
 上のみすぼらしい自作の地図は Whittier Union High School のロケ地の位置を表しています。そして左側に並んでいる写真は上下の 2枚がセットになっており上側が私が写したロケ地の写真で下側がBTTFの画像です。なるべく同じアングルになるようにがんばって写真を写していますが、ロケ地写真と画像の2枚を並べて比較をして見る事によってロケ地かどうかの判断がかなり容易になると思います。

 それではヒルバレー高校のロケ地の説明を始めます。最初は上の 1枚目と 2枚目の写真を見てください。第1作のBTTFは最初ドクの家のシーンからスタートします。ドクの家にあったすべての時計の時間が25分間遅れていたため遅刻しそうになったマーティは急いで学校へ!結局4日間連続での遅刻になった訳ですが、マーティが校舎に入ろうとした時、中からジェニファーが出て来ました。最初の2枚の写真はヒル・バレー高校の校舎入口のロケ地です。上の地図で言うと番号は 1番で Philadelphia St から見えます。校舎の南側を左斜め前(南西側)から写しており今現在も映画撮影当時の1985年とまったく変わりないですね。

 次は 3枚目と 4枚目の写真。最初の 2枚の写真と同じ場所での撮影ですがこちらは1955年のシーン。最初の写真だけ1985年のヒル・バレー高校で後はすべて1955年です。「驚いたな。見違えるようにきれいだ。」とマーティも呟いています。そしてこちらの写真では校舎の南側を南東の方角から撮影。マーティが両親の出会いの邪魔をしたため、1955年のドクと一緒にヒル・バレー高校にやって来た時のシーンです。

 5枚目と 6枚目の写真を見てください。地図での位置は 2番で地図 1番の入口から校舎の中に入った所にある廊下です。カメラは廊下の北側から入口のある南側に向けて写しています。ドクとマーティが校舎の中に入ってきた時に背中に張り紙をされた情けないジョージ(マーティの父)が歩いて来ますが、ジョージは廊下を北から南に向け歩いています。こういった方角や位置関係などはロケ地にやって来る事によって初めて分かる事ですよね。

 2004年5月に私が初めて訪れた時、廊下を歩いていたら学校の先生から呼び止められました。その時は午後1時半頃で学校内は授業中のため廊下には私の他は誰も歩いていなかったので不審者と思われたようです。BTTFのロケ地写真を写しに日本からやってきた事を説明すると受付で許可をもらって札を胸に付ける事と、学生の写真は写さない事の二点を指示されました。本当は高校の中に入るために許可が要る事は最初から分かっていたのですが、今まで訪れた幾つかの他の高校のロケ地では許可を取らなくても何も問題はありませんでした。それは高校に行った時間が放課後だったからです。今回はまだ授業中のためチェックされた訳です。受付では名簿に名前を書いて身分証明書を見せるだけなので受付で許可をもらって入るようにしましょう。時間帯は15~17時がベストです。尚、土日祭日及び長期休暇中は休みで入れません。

 それでは続いて 7枚目と 8枚目の写真、マーティはカフェテリアでジョージにロレインをダンスに誘うように勧めましたが、この場所はそのカフェテリアのロケ地です。実際に Whittier Union High School のカフェテリアで撮影がされています。場所は地図の 3番です。私が行った時は授業中だったので中には誰も居ませんでしたが、テーブルや椅子の数も少なく今は何か寂れた感じになっていました。長い年月を感じてしまいますね。

 上の9枚目と10枚目の写真を見てください。10枚目の画像はBTTFでちょうどジョージがビフを殴ったシーン。この有名なシーンは上の地図での位置は 4番の中庭になります。映画では多くの車が止まっていて、結構広そうに見えますが実際にはかなり狭くて本当はこの場所に車を置く事は出来ません。ちなみに車は南に向けて止まっており向こう側に見える建物は上の地図で言うと受付がある建物になります。

 次は11枚目と12枚目。12枚目の画像は実は10枚目の画像と同じシーンでジョージがビフを殴っているシーンですが実は大きな違いがあります。10枚目は1985年のBTTFで、12枚目は1989年のパート2でのシーンです。パート2ではBTTFのフィルムも流用しており、シーンによって取り直しもあります。10枚目と12枚目の画像をよく見ると少し車の位置が違うのが分かる筈です。特徴のあるY字型の木の横に車を止めていますがBTTFでは木はドアの前辺り、パート2では木は車の後ろ側にあります。
 11枚目のロケ地写真をよく見ると右側にフェンスがありますが、5月に訪れた時にはちょうど校舎の改修工事をやっていました。11枚目と12枚目の写真を比較すると、左側の校舎は同じですがフェンスがあって工事中の右側の校舎は建物の形が違っており今までにも校舎が改築されている事が分かります。

 続いて上の13枚目と14枚目の写真。このシーンはパート2からで、ストリックランド先生がビフからスポーツ年鑑を取り上げているシーンですね。階段の下には黒服を着たマーティが隠れています。この場所は上の地図の 5番の位置で、4番のロケ地のすぐ北側。ここのロケ地写真を撮るのには一つ問題がありました。11枚目のロケ地写真で分かるように校舎の工事をしていてフェンスがあって立ち入り禁止だったからです。しかしこのチャンスを逃すと次はいつ来られるか分からないので勝手に立ち入り禁止のフェンスの中に入って写真を撮りましたが階段に足場用の板が置いてあって周りがひどい状況だったので11月に再度この場所にやって来て13枚目の写真を撮りました。ただ半年後の11月も工事は終わっていませんでしたが・・・。

 長い工事のため今回もこの校舎内に入れませんでしたが、廊下ではBTTFで遅刻をしてジェニファーと一緒に校舎に入ったマーティがストリックランド先生に見つかり説教されたシーンが撮影されました。

 次は15枚目と16枚目の写真です。この場所は高校の体育館の北側になります。地図 6番 これは第1作のBTTFからのシーンで、ビフの手下に車のトランクに閉じ込められたマーティがダンスパーティーに出演したバンドのメンバーに助けてもらってトランクから出て来た時のシーンです。この体育館はステージが西側にあって、写真の後ろに写っている扉がステージ側への入口になります。マーティはパーティーの時にこの扉を使って出入りをしていましたが、体育館の内部で行われていた Enchantment Under the Sea Dance (魅惑の深海パーティー)はハリウッドの Hollywood United Methodist Church で撮影されています。つまり体育館の中のシーンと外のシーンでロケ地が違う訳です。アメリカの映画やテレビでの学校のシーンはほとんど実際の学校で撮影が行われていますが、教室内などは撮影に使えないようです。体育館内部の「魅惑の深海パーティー」のロケ地については Hollywood United Methodist Church の説明をご覧ください。

 ところで学校内の見学についてですが、学校が休みの土日祭日や休暇中は学校内には入れませんし、夜間など時間帯によっても無理だと思います。どうしても平日に来る事が出来ない場合でもロケ地の1・4・5・6・7番は道路から見る事が可能なのでチャンスがあれば是非この学校を訪れてみてくださいね。

 ヒルバレー高校のロケ地での最後の説明になります。上の17枚目と18枚目の写真を見てください。 地図 7番 この場所に関しては1回目に訪れた5月にチェックをしておらず2回目に訪れた11月に初めてロケ地写真を撮りました。ここも同様に体育館の北側での撮影で15・16枚目のロケ地の前あたりから東に向けて写しています。

 パート2で、マーティがやっとビフから奪い取ったスポーツ年鑑を体育館入口の前で再びビフに奪い返された時のシーンでマーティは体育館の北側にある階段を、ドクと待ち合わせをした体育館の屋上に向けて走っているところです。尚、実際には体育館の屋上に車を運ぶ事は不可能なのでデロリアンが置いてあった屋上でのシーンは別の場所で撮影が行われたのだろうと思います。

 これで Whittier Union High School での、ヒルバレー高校のロケ地の説明は終わりです。長い校舎の工事で中に入れないためマーティがストリックランド先生に見つかり説教をされるシーンのロケ地の説明が出来ていませんが、その他の学校内のロケ地はすべて紹介してあります。

 それでは次のロケ地に行くために移動をしますが、この次は Whittier Union High School から歩いてすぐの所にあります。

Strickland's House 1985A

 お次はストリックランド先生の家のロケ地です。ここは個人宅なので住所はアップしませんしマップリンクもありませんが、本当に Whittier Union High School のすぐそばなので上の学校内の地図にロケ地の場所を記入してあります。地図 8番 これで問題なく行けると思いますが、どうしても住所を知りたい人はゴマちゃんまでメールで連絡をお願いします。

それでは上の 1枚目と 2枚目の写真から説明します。パート2からのシーンです。2015年から1985年に戻って来たマーティが自宅に戻ってみると、何と知らない人が自分のベッドで寝ている!別世界に変わった1985年の事を劇中では1985Aと呼んでいますが2枚目の画像はマーティが変わり果てた街を走っているシーンです。とある家に配達されていた新聞の日付を見ると間違いなく1985年に戻って来ており、何とその家はストリックランド先生の家だったのです!

 ストリックランド先生の家のロケ地が Whittier Union High School の近くにあるという情報をネットで得ていたので学校周辺を車で走り回れば簡単に発見出来るだろうと考えていたのですが、2004年5月の1回目のロケ地探しの時には発見する事が出来ませんでした。その理由は2枚目画像の正面に写っている建造物です。何だと思いますか?私はフリーウェイか鉄道の橋げた?と思っていました。地図を見るとフリーウェイは離れていますが、線路は近くを走っているので線路の橋げたに違いないと予想して行ったのですが実際は違いました。

 日本に戻ってきてもう1度ビデオを見直した時にこの場所がどこであるかが分かりました。正面に映っている建造物は橋げたではなく、実は学校の体育館だったのです!実際に自分がこの場所を訪れているので分かった訳です。2004年11月に再度やって来た時には簡単に発見出来ました。

 3枚目と 4枚目の写真を見てください。4枚目の画像はマーティが新聞を盗みに・・ではなくて日付を確認するために新聞に手を伸ばしているシーンですね。この家が偶然にストリックランド先生の家だった訳ですが今現在も撮影に使われたこの家は当時と変わらなかったです。

 ただ唯一の違いは、玄関に上がる階段が道路に向かった正面から左側のサイドに移動していた事。正面は壁になり出入り出来ません。これを見た時に私は、「これだったら悪者から襲撃を受けた時に自分の身を守りながらライフルを撃つ事が出来る。さすがストリックランド先生!」と一人ニヤニヤ笑い関心していました。(もちろん、そんな事がある訳ありませんが・・。)

 ストリックランド先生の家は Whittier Union High School と一緒にセットで見てくださいね。それでは次は Twin Pines Mall のロケ地に向けて移動しましょう。

Twin Pines Mall 1985

 Twin Pines Mall はドクがデロリアンを使いタイムトラベルの実験を行ったショッピングモールで City of Industry という街にある Puente Hills Mall というショッピングモールをロケ地に使用しています。Googleマップ Bingマップ Whittier Union High School から続けて行く場合には以下のリンクを参考にしてください。 Googleマップ Whittier Blvd を東に走り Colima Rd を北上する方法と、Whittier Blvd をFRWY605まで戻り605North、FRWY60Eastとフリーウェイを乗り継ぎ方法とあります。ダウンタウンから公共交通機関で来る場合 こちら を参考にしてください。
 ここには2004年5月の第1回ロケ地探しの時に2回やって来ました。最初は Whittier Union High School に続き午後3時頃着いたのですが駐車場に車が多かったため写真撮影に満足出来ませんでした。そして日を改めて2回目は時間をずらして午前中に来ましたがやはり既にある程度の車が止まっていました。(1枚目の写真)車がない状態で写真を撮るのは無理かも知れません。
 尚、ショッピングモールの周りはすべて駐車場に囲まれており撮影に使われたのは Puente Hills Mall の南側の駐車場になります。ショッピングモールはFRWYの南側に面してあるのでFRWYの出口からはロケ地は見えません。モールの南側に移動しましょう。

Hilldale 2015

 Twin Pines Mall に続いては2015年の Hilldale のロケ地を紹介。この場所が登場したのはパート2で、ジェニファーと結婚をしたマーティが2015年に暮らしていた家がある街です。
 ここには2004年11月の2回目のロケ地探しの時に初めて来ました。このロケ地ガイドでは私が最初に行ったヒルバレー高校のロケ地から順番に説明してありますが、ダウンタウン又はハリウッドのホテルからロサンゼルス東部にあるBTTFのロケ地巡りに行くのであれば最初にこの Hilldale 2015のロケ地を見て、次にヒルバレー高校そしてストリックランド先生宅、TwinPinesMall と回るのが効率的です。ただし、ここのロケ地はちょっとだけ問題がありまして・・。その点についてはこの後で詳しく説明をします。
 この場所にやって来た日は、最初にジェニファーの家のロケ地を探しに行ってきました。出発したのは朝早い午前6時頃。ダウンタウンから直線距離で約25km東北東に行った所にある街 Monrovia にジェニファーの家のロケ地がある?という情報をキャッチして行ってみたのですが、結局発見出来なかったです。(涙)
 2~3時間レンタカーで注意をしながら住宅地を走り回ったのですが探しようが足りなかったのか、それとも情報が正しくなかったのか時間の無駄に終わってしまいました。ロケ地探しで発見出来ない事はよくある事なのでしょうがないのですがやはり落ち込みますし、どっと疲れてしまいます。

 そこで気を取り直し次の2015年の Hilldale のロケ地に向かいました。場所は Monrovia から約9km南下した所にある El Monte という街でダウンタウンからはFRWY10に乗って東に約21km走った場所です。私は Monrovia から南下したのでFRWY10の出口が分かりませんがFRWY605とのジャンクションの手前の出口を降りれば大丈夫です。
 それでは上の 1枚目と 2枚目の写真を見てください。この家が2015年のマーティの家の外観ロケ地です。2枚目の画像はパトカーが家に到着した時のシーンですがこのシーンでは家の全景は映っていません。ただパトカーの後ろに少しだけ映っている家を見ても 1枚目のロケ地写真と同じ建物である事は判断出来ます。尚、この家は個人宅ですので住所はアップしませんが住所を知りたい人はメールでゴマちゃんまで連絡をください。
 ところでこの Hilldale のシーン冒頭、パトカーが空を飛んで来ますがその時パトカーの後方で左から右に横切る飛行物体が見えます。ビデオ、DVDを持っている人は確認をしてみてください。私は最初パトカー同様に空を飛ぶ自動車だと思っていたのですがこの場所にやって来て初めて何だったのかが分かりました。実はあれはFRWY605を走っている車のライトだったのでした。

 さて、最初に触れたこのロケ地の問題点は何かと言いますとこのロケ地がある住宅街は、街の入口に門があって住人以外は自由に出入り出来ないようになっていたのです!オートロック付マンションの住宅街版だと思ってもらえれば間違いないです。その門がある場所はマップリンクで確認してもらうと Gilman Rd の東側で接する道路です。ジェニファーの家のロケ地が発見出来なくて落ち込んでいるのに Hilldale のロケ地も見れないのはあまりに辛すぎます。そこでレンタカーを近くに止め車を降りて門の近くで待っていました。車が出入りする時に門が開くのを待って走って中に入ったのでした。まるで泥棒気分です!門にはカメラなども無くそんなに厳しい感じはないですが、門の中に入るかどうかは自己判断にお任せします。
 次の 3枚目と 4枚目の写真を見てください。ジェニファー救出のためデロリアンに乗ったマーティとドクが Hilldale に着いたシーンです。この場所は Somerset St と Oakhurst St との交差点で、デロリアンは Somerset St に西向きに止めてあります。この場所が分かればマーティの家も簡単に分かるでしょう。Googleマップ Bingマップ

 最後の5枚目と6枚目の写真。これはタクシーに乗ってデロリアンを追いかけてきた老ビフがタクシーを降りた場所ですぐ先にデロリアンが見えています。この場所は Somerset St のすぐ東側になりますがこの道路は非常に短く東側には川があってすぐに行き止まりです。

Lyon Estates 1955

 続きましてロケ地紹介は1955年の Lyon Estates です。本来1985年にはマクフライ家がある場所ですね。説明は Hilldale 2015の次ですが、ロケ地を回る順番としては Twin Pines Mall のロケ地である Puente Hills Mall の次に行けば便利なので Puente Hills Mall からの行き方を説明します。

 Azusa Ave の入口からFRWY60に入り東に向けて車を走らせます。FRWY57を通り過ぎ、FRWY71とのジャンクションで71Southに入り南へ。そして Euclid Ave の出口でフリーウェイを降ります。Twin Pines Mall からここまで約30km。時間にして約20分です。

 Euclid Ave の出口を出てを北上し Pine Ave との交差点を右折。その後さらに右折して Chino Corona Rd に入ります。ちなみにこの辺りで右側(西側)に高い塀で囲まれた施設を通過しますがそこは女性刑務所。その後信号の無い交差点にぶつかります。Chino Corona Rd は左(東)に直角に曲がっていますが、曲がらずに
まっすぐ走り Cucamonga Ave に入ります。しばらく南に走ると道路をふさぐ門のような物があります。開いていたので私は気にせずにそのまま車を走らせたのですがもしかしたら普段は門が閉まっていて入れないのかも知れません。
Googleマップ Bingマップ

 もし門が閉まっていたら車を止めてロケ地まで歩く、又はあきらめるか決断をしなければいけません。ちなみに門からの距離は車だとあっという間だったのですが、距離にしたら300~500m位でしょうか。自己責任でお願いします。ロケ地を見るのも楽ではありませんね。

 それでは 1枚目と 2枚目の写真を見てください。1枚目のロケ地写真の中央に止まっている車は2回目のロケ地探しの時に借りたレンタカーです。車種は忘れましたがフォードでした。何をしているのかって? もちろんデロリアンの真似をしているんです。1955年にタイムスリップしたマーティは、急いで自分が住む街 Lyon Estates に帰って来た時に、急ブレーキで道路中央にデロリアンを止めたのでした。ちなみにこの時にデロリアンは Cucamonga Ave を南から北に向けて走っています。

 3枚目と 4枚目の写真は1955年の Lyon Estates の石碑ですね。この石碑はCucamonga Aveの東側に置いてあります。左の写真ではほとんど分かりませんが、東側のかなり先に山があってその山並みは映画の画像とまったく同じでした。尚、1枚目のロケ地写真はちょうど3枚目のロケ地写真の位置から南方向にカメラを向けて写真を写したものです。この辺りは畑と牧場でとてものどかな場所ですが、車のドアをしばらく開けておいただけで多くのハエが車内に入ってびっくり!

Jennifer's House 1985&1985A

 上の2015年の Hilldale のロケ地の説明でジェニファーの家のロケ地を発見できなかったと書きましたが、2005年の5月に再度ロケ地を探しに行ってきました。これでBTTFのロケ地探しも何と3回目になりました。3回目の今回は、なんと現地で2泊3日と超短期の滞在だったのでロケ地探しに行ったのはジェニファーの家だけです。(BTTF以外のテレビドラマのロケ地は数箇所行きましたが。) 前回は発見できませんでしたが今回は何とか発見する事ができました。場所はダウンタウンから直線距離で約25kmほど東北東に行った所にある Monrovia という街です。
 ダウンタウンからの行き方はFRWY10に乗り東に走りFRWY605とのジャンクションからFRWY605を北上します。その後FRWY210に入り西に向けて少しだけ走ってMyrtleAveの出口でFRWY210を降ります。
 FRWYの出口から Myrtle Ave を北上し、Foothill Blvd との交差点を左折して西へ。4つ目の Magnolia Ave との交差点を右折して北へ。しばらく走ると左側(西側)にジェニファーの家が見えてきます。個人宅ですので住所はアップしませんしマップリンクも無しですが、今までの説明で多分迷う事なくロケ地まで行けると思います。住所が知りたい人はゴマちゃんまでメールで連絡をください。

 それでは説明をします。1枚目と 2枚目の写真を見てください。このシーンはパート2で2015年から戻って来た時のシーンで空を飛んでいるデロリアンが写っています。このシーンではデロリアンは北から南に向けて降りてきました。途中までミニチュアを使い、電柱(又は街灯?)を通り過ぎる時に本物のデロリアンに入れ替わっています。スムーズにつながっているので一見分かりにくいですがよく見ればすぐに分かるため確認してみてください。この場所に来るまで果たしてその電柱が実際にあるかどうか楽しみだったのですが残念ながら電柱はありませんでした。多分撮影用に持ち込まれた物でしょう。

 最初の2枚の写真を比べると右側にある木の形が同じ事が分かると思います。映画では夜のシーンなので後ろ側は真っ暗で何も見えませんが、昼間に行くと北方向に山があるのが分かります。

 3枚目と 4枚目の説明です。空から降り立ったデロリアンがジェニファーの家の敷地に入っていったところです。3枚目の写真を写した場所は1枚目の写真を写した場所と同じで歩道から西に向けてカメラを構えています。この家は1989年の撮影の時からほとんど変わった所はなくて映画に出て来た時とまったく同じイメージでした。

それでは最後の 5枚目と 6枚目の写真。上のパート2(1985A)で登場のジェニファーの家ではなくパート3(1985)の終わりに登場したジェニファーの家です。1885年から戻って来たマーティーは自分の家に戻った後にすぐにジェニファーの元にやって来たのでした。
 ロサンゼルス東部のロケ地の説明はこれで終わりでこの後はハリウッド周辺のロケ地の説明に変わりますが実際にロケ地巡りをする時に、東部のロケ地を順番に回ってホテルに帰るにはまだ少し時間が残っているという場合には次からのハリウッド周辺のロケ地の最後で説明をしている Pasadena にある1955年のドクのお屋敷と South Pasadena にある1955年の3軒の個人宅を回ってからホテルに帰るのが効率的です。Monrovia から Pasadena までFRWY210一本なのでスムーズで便利!

Marty's House 1985

 ここからハリウッド周辺にあるロケ地の説明をします。ユニバーサルスタジオ周辺と言った方が良いかも知れませんがスタジオ周辺には数多くのBTTFのロケ地があります。最初のロケ地は主人公のマーティが住むマクフライ家から。この家はBTTFの三部作全てに登場しているので家の形を覚えている人も多いのではないでしょうか?
 マクフライ家のロケ地は、ハリウッドから北西方向に約20km程行った所にある Arleta という街にあります。ハリウッド周辺のロケ地では一番北西にあり離れているのでこの場所には最初または最後に来るのが良いでしょう。ダウンタウン及びハリウッドから行く場合FRWY101を北西に走りFRWY170とのジャンクションから170Northに入ります。(注:FRWY170を北に向けて走るという意味です。) 約9kmでFRWY5と合流しますので、その後 Osborne St でFRWYを降りてください。FRWYの出口から Osborne St を左(南西方向)へと進みます。尚、この辺りは道路が東西南北ではなく斜めに走っています。碁盤の目になっている事には間違いないのですが Osborne St は北東から南西に向けて斜めに走っています。
 ダウンタウンからは最初からFRWY5を使って行く事も可能でハリウッド経由よりもほんの少しだけ走る距離は伸びますが最初から出口の Osborne St までFRWY5一本のみです。

 最初の上 2枚の写真はマーティの家の前の道路ですが下の画像はBTTFのラストシーンで、よく見ると中央部分にデロリアンが飛んでいるのが分かります。ちなみに1枚目のロケ地写真の右に止まっている車は2004年5月1回目のロケ地探しで借りたレンタカーのシボレー・キャバリエ。2枚目の画像の右側に止まっている車と同じ位置に止めたつもりだったのですが、2枚の写真を比べるとレンタカーをもう少しだけ後ろに下げた方が良かったですね。

 次の 3枚目と 4枚目の写真はマーティの家です。嬉しい事に今現在も撮影当時とまったく変わっていません。下の画像はパート3からのシーンでマーティが1885年から自宅に戻ってきた時。この時には駐車場にビフがいました。後ろに見えている2本の大きな送電線がこの家の目印です。

 尚、この家は個人宅ですので住所はアップしていません。住所が知りたい方、マーティの家への行き方を知りたい方はゴマちゃんまでメールで連絡をください。お次は1985年の「ライオン・エステーツ」のロケ地です。

Lyon Estates 1985

 BTTFでマーティが時計台の前でジェニファーと別れた後に車の荷台につかまって家に帰って来るシーンがありますがその時にマーティは Lyon Estates の石碑の前を横切ります。ここは2006年1月の4回目のロケ地探しで探し出したのですがそれまでのロケ地探しでは発見する事ができませんでした。
 1985年の Lyon Estates は間違いなくマーティの家のロケ地周辺で撮影が行われているだろうと予想していました。しかし1回目のロケ地探しでは時間不足のため発見できず。そして2回目では結構時間をかけて周辺を探し回りました。石碑の横にある家がはっきりと映っているので、簡単に場所を特定できるだろうと甘く見ていたんですが、この家はどうやら建売住宅のようで、この周辺に同じ形の家が数軒あったため残念ながら2回目も場所の特定は出来ませんでした。3回目のロケ地探しでは時間不足でジェニファーの家だけを探しやっと2006年1月14日の4回目で探しだす事ができたのでした。
 尚、BTTFのロケ地を紹介しているサイトは他にもいくつかありますが、ライオン・エステーツのロケ地は Kagel Canyon St と Roslyndale Ave の交差点であると紹介をしているサイトがいくつかあります。しかし、この情報ははっきり言って間違っています。もし映画の中の位置関係と実際のロケ地の位置関係が一緒であればその通りなんですが、実際のロケ地の位置関係は映画と異なる場合が圧倒的に多いのです。ですからロケ地探しは楽ではありません。

 それでは写真の説明です。最初の 2枚はマーティが車の荷台につかまって家に帰って来るシーンで石碑横の家が写っています。この家には撮影時には無かった白い囲いが付けられていますが家の形は当時とまったく同じです。

 そして 3枚目と 4枚目ですが、マーティは車を離れて右に曲がりライオン・エステーツの石碑の間を通り抜け自宅に戻っています。この交差点は Kagel Canyon St と Sandusky Ave の交差点でマーティは車の後ろにつかまり Kagel Canyon St を西から東へ走り(正確に言えば南西から北東方向ですが) Sandusky Ave との交差点を南(南東)に曲がって自宅に戻っています。ここで写真を写す場合には交差点の北側(北西)からカメラを構えてくださいね。
 この交差点はマーティの家のロケ地から 3ブロック離れていますが距離は近いです。ビデオを何度もよくチェックして並木の形や周辺の家の形などで場所を特定しました。 Googleマップ Bingマップ
 尚、Lyon Estates の意味ですが Estate は団地という意味で Lyon とはフランスにある街「リヨン」の名前です。ただしリヨンは日本語の発音なので、英語での発音はライオンとなり実際に石碑の上にはライオン(Lion)が座っていますので動物のライオンと街の名前のライオン(リヨン)の二つを掛けているのかな・・?と勝手に想像をしています。

Battle of The Bands 1985

 続いてBTTFでバンドオーディションが行われた体育館のロケ地。ここは1985年のヒルバレー高校のシーンで登場しましたが1955年ヒルバレー高校の体育館での魅惑の深海パーティーのロケ地は別の場所での撮影で、また後ほど説明をします。学校の校舎は1955年も1985年も Whittier Union High School での撮影で同じ建物を使用していますが、体育館のロケ地だけを変えたのは果たして何か意味があるのでしょうか?
 この体育館は Mc Cambrideg Park という公園の中にあるレクレーションセンターで、あまり広くはない公園内には他にプールやテニスコートなどもありました。
Mc Cambrideg Park Recreation Center 住所 1515 Glenoaks Blvd Burbank Googleマップ Bingマップ

 マクフライ家からこの場所に続けて来る場合は Osborne St からFRWY5Southに乗って南(正確には南東)に約11km 走ります。Burbank Blvd の出口でフリーウェイを降りて信号を左折。そして San Fernando Blvd との交差点をまた左折。しばらく走ると公園の南側と接しますが、体育館は公園の北側にあるので Glenoaks Blvd まで移動してください。詳しくはマップリンクを見れば分かると思います。ダウンタウンからはFRWY5を北上すれば大丈夫です。

 最初の 2枚の写真を見てください。BTTFでの Auditions Battle of the Bands のシーンでマーティ率いるロックバンド「ピンヘッド」を審査している場面。この体育館のステージは南側にあるので審査員の4人は南に向かって座っている訳です。尚、審査員の左から二番目の拡声器を持っている人がBTTFのテーマを歌っているヒューイ・ルイスですね。

 次の 3枚目と 4枚目の写真はマーティがギターを持ってステージに上がっているシーン。壁の色が違いますが今も基本的に変わりなく同じ場所である事が分かります。
レクレーションセンターの入口は Glenoaks Blvd に面しており私が行った時には鍵が掛っており入口は閉まっていました。この時はレクレーションセンターは利用されていなかったので使われていない時にはメインの入口は閉まっているようです。その場合、建物の西側に回ってサイドの入口から入ってください。もし西側の入口も閉まっていたらもう中に入るのは無理でしょう。

 私は一応レクレーションセンターの管理人さんに撮影の許可をもらって写真を写しましたが、その人はここがBTTFのロケ地であると知らないようでした。日本から来た事を話すとびっくりされていました。

Doc's House 1985

 次のロケ地は1985年のドクの家(研究所)ですがBTTFのロケ地巡りをする場合は映画のストーリーと同じ順番でロケ地を回りたいと考えているのであればこのロケ地に一番最初にやって来なければいけません。BTTFは1985年のドクの家からスタートしたのです。正確にはドクの家にある多くの時計からだと言えますが。
 ドクの家のロケ地は Burbank でユニバーサル・スタジオからはここが一番近いロケ地です。バンドオーディションが行われた Mc Cambrideg Park Recreation Center からも結構近いので移動でフリーウェイを使う必要はありません。Mc Cambrideg Park からの行き方ですが、とりあえずFRWY5の Burbank Blvd の出口まで戻ってください。そしてフリーウェイに入らずに、次の Victory Blvd との交差点を左折して Victory Blvd を南東にしばらく走ると右側にあります。
 ダウンタウンからこの場所に来る場合には、FRWY5に乗って Olive Ave 又は Burbank Blvd で FRWY5を降りてください。ロケ地は Victory Blvd に面しており Olive Ave の出口からはマップリンクの地図を参考にしてくださいね。
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 それでは写真の説明です。最初の 2枚の写真はドクの家です・・と言いたいのですがロケ地写真を見ると家らしいものは何もありません。そうです、現在は取り壊されて駐車場になっています。(残念) 一見するとロケ地かどうかの判断がまったくつきませんが手前駐車場の溝、無くなった家の後ろにある白い倉庫や電柱を見るとまったく同じで、ロケ地である事に間違いはありません。

 実はもっと分かりやすくロケ地の判断をする事が出来ます。それはドクの家の隣にあったバーガーキングです。
住所 BURGER KING 545 N Victory Blvd Burbank
 上の 3枚目と 4枚目の写真を見ると、さすがに20年も年月が経っているため看板マークが変わり改装もされていますが同じバーガーキングである事が分かると思います。歩道にある電信柱はやはり今も変わっていないですね。
 私はこの場所ではバーガーキングの駐車場にレンタカーを止めて写真を撮りましたが、もちろんその後バーガーキングで食事です。お勧めはボリューム満点のワッパーのセットですね。バーガーキングのハンバーガーを食べてお腹が一杯になったら次のロケ地に向けて移動をしましょう。

Starting Line 1955

 次のロケ地の説明です。BTTFで1955年から1985年に戻るためにクロックタワーに落ちた雷を利用しましたがその落雷に合わせたデロリアンのスタート地点のロケ地。ドクは START HERE と道路の上に大きく書いていました。
住所 Griffith Park Vermont Ave Los Angeles
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 ロケ地は Vermont Ave の右側(東側)にありますので公園内に入ったら右側に注意しながら走ってください。何に注意するのかと言うとデロリアンの向こう側に見える木です。特徴があるので多分見落とす事はないでしょう。
ところで上の写真を見て向かって右側が下がっている事が分かりますか? Vermont Ave は北に向けて上り坂です。ですからデロリアンはこのスタート地点から Vermont Ave を南に向けて下っていった訳ですね。本当はデロリアンと同じ位置にレンタカーを止めて写真を写したかったのですが、アメリカは右側通行で車の向きが反対になってしまいます。グリフィス・パークではよく頻繁にパトカーが走っているので残念ながらあきらめました。

Tunnel 1955

 続いてのロケ地もデロリアンのスタート地点と同じくグリフィス・パークの中にあります。ここはパート2の1955年のシーンで登場したトンネルで、この場所ではビフとマーティの追いかけっこがあってビフが肥やしに突っ込むというこれまたいつものお約束がありました。このトンネル、映画で見るとかなり長いように見えますが実際にはすぐに出口があってかなり短いトンネルです。

 このトンネルの場所はデロリアンのスタート地点からは Vermont Ave をさらに北に向けて上っていきます。道路の名前は途中から Vermont Canyon Rd に変わります。山道を道なりに上がっていくと自然にトンネルの前に出ますので問題はないと思いますが、場所はマップリンクで確認してください。Googleマップ Bingマップ

 トンネルからさらに山を上っていくと有名な天文台がありますがロケ地を回った時には工事中で見学は出来ませんでした。現在は大丈夫だと思いますが公式HPで確認してから行きましょう。Griffith Observatory

Enchantment Under the Sea 1955

 BTTFとパート2で登場の Enchantment Under the Sea (魅惑の深海パーティー)のシーンで使われたロケ地です。外観はこのロケ地ガイドの一番最初に説明している Whittier Union High School での撮影で、今から説明をする教会では体育館内部シーンの撮影が行われています。場所はハリウッドにあって、チャイニーズ・シアターから歩いて行ける距離にあります。
Hollywood United Methodist Church 住所 6817 Franklin Ave Hollywood Googleマップ Bingマップ

 ロサンゼルスへ行けば多分ハリウッドには行かれると思うのでチャイニーズ・シアターからの行き方を説明します。ハリウッド大通り(Hollywood Blvd)を東に約100m歩きます。そして Highland Ave との交差点を左折して北上します。約300m歩くと Franklin Ave と交差点の北西側に大聖堂が見えます。そこが Hollywood United Methodist Church です。

 ここを訪れる人のほとんどは大聖堂にやって来るのでしょうがBTTFのロケ地を見に来た訳ですから大聖堂はパスします。もし時間があれば教会の壮大な大聖堂も見学してみましょう。

 Franklin Aveに面した大聖堂の左側(西側)に教会内に入る入口があるのでそこから教会に入ってください。まっすぐと進むと、中に小さな庭園があります。その横(西側)を突き当たるまで北方向に歩きましょう。突き当たりで右側(東側)を見ると Gymnasium と書かれた入口があって、その中にある体育館がロケ地です。
 上の 1枚目と 2枚目の写真を見てください。パーティーのシーンでジョージとロレインがダンスを踊ってステージではマーティがギターを弾いています。1枚目のロケ地写真を見て分かると思いますが、かなり小さい体育館で、ちょうどバスケットコート1面分の広さですね。ステージは東側にあり体育館の西側から写真を写しています。
 訪れた日は何かの催し物があるのかテーブルがセットされていて、お婆ちゃん達が忙しそうに食事の準備をされていました。この日は催し物があったので簡単に中に入れましたがもしかしたら利用が無い日は中に入れない可能性もあります。その時には見るのをあきらめるか教会の人に無理を言って中を見せてもらうか決断をしなければいけません。しかしここまで来たのであれば是非ロケ地を見たいですよね。

 それでは次の 3枚目と 4枚目の写真です。マーティ「君らにはまだ早い。君らの子供は分かる。」 画像はステージでの熱演後、パーティー会場を去るマーティ。この階段はフロア側から見るとステージ向かって右側(南側)にあってステージへの出入り口になります。画像ではちょうどマーティが扉を開けて出ていますが私がこの場所に来た時には扉が閉まっていたのでもちろん同じように扉を(勝手に)開けて写真を写しています。><

 続いて 5枚目と 6枚目の写真。マーティ「そうだもうひとつ、君らの子供の1人が8才になった時あやまって居間の敷物に火をつける しかるなよ。」ロレイン、ジョージとの別れのシーンでのマーティのセリフです。この場所はステージ出入り口のすぐ下側になりますが 3枚目と 5枚目のロケ地写真は位置関係が分かるように写真を写していますので位置関係の確認をしてみてください。
 マーティの後ろに見える外に出るドアは撮影当時は観音開きの2枚扉でしたが、今現在はドアは中央の1枚扉になっています。もしかしたら外観ロケ地の Whittier Union High School の体育館扉に合わせて、撮影の時だけ扉が交換されたのかも知れません。階段下の倉庫の扉は今も当時と変わりありませんね。

Lorraine's House 1955

 次は 3軒続けて個人宅のロケ地を紹介します。すべて1955年のシーンで登場した家で3軒共すぐそばです。場所は South Pasadena でハリウッドからは東へ約18kmでちょっと距離が離れておりダウンタウンからの方が近いですね。
 ダウンタウンから出発する場合にはFRWY110Northに乗って北東方向に進み Fair Oaks Ave でフリーウェイを出ます。距離はダウンタウンから約11kmで、渋滞さえなければフリーウェイの出口まで10分も掛からないでしょう。出口から Fair Oaks Ave を南下します。約1.2km南へ走り Oaks Ave との交差点を左折して東へ。その後、約800m程 Oaks Ave を東に向けて走ると Bushnell Ave との交差点(T字路)がありますので右折して Bushnell Ave を南に向かうとすぐにロケ地です。3軒共すぐ近くにあるので車を止めて歩いて回ってください。
 これから紹介するロケ地は個人宅のため住所はアップしませんが上記の説明でも多分迷う事なく行けるでしょう。住所が知りたい方はゴマちゃんまでメールで連絡をください。

 最初の 1枚目と 2枚目の写真の説明です。この家はBTTFに登場した1955年のロレインの家のロケ地。マーティから見れば母親の実家という事になりますね。映画では建物の全景は写っていませんが2枚の写真を比較したら同じ場所だと分かるでしょう。2枚目の画像でジョージが双眼鏡で部屋の覗きをしていますが実はこれ合成画像です。実際にこの場所にも木はありますがロレインの家に向かって伸びている枝はかなり高い所にしか無く、もしその枝から落ちたら大怪我をしてしまいます。

 次の 3枚目と 4枚目の写真ですが、ロレインの家のロケ地から道路を挟んでちょうど正面にある家です。玄関のドアの色が違うぐらいで他はほとんど変わっていません。4枚目の画像はロレインの父(マーティの祖父)の車にマーティが撥ねられたシーンで実際のストーリーと位置関係は合っています。映画では左側に見える大きな木にジョージが登っている事に一応なっていますが、実際にはこの木には登っていません。それでは次のロケ地に向かって歩きましょう。

George's House 1955

 

 二番目は1955年のジョージの家のロケ地です。ロレインの家と同じくこの家も Bushnell Ave にあります。本当は位置関係でいえば、このジョージの家の方が北にあるので Oaks Ave から南下した場合は一番最初のロケ地なんですが、映画に登場した順番でロレインの家を先に説明してあります。
 BTTFではジョージが庭で洗濯物を干しているシーンもありましたがさすがに庭まで入ると不法侵入で警察を呼ばれる可能性もあるので止めた方が良いでしょう。もちろん家の人の許可を貰えば話は別ですが・・。
 Bushnell Ave を歩いていたら通りに面した家に住む主婦さんが「何かお手伝いしましょうか?」と声を掛けてきました。私が日本からBTTFのロケ地を見に来たと話すと、その主婦さん流暢にロケ地の説明を始めたのでした。ここは静かな住宅街で歩いている人もほとんどいないのでカメラを持って歩けばロケ地見学に来たとすぐに分かるのでしょう。
「マイケルJフォックスのティーンウルフのロケ地もあるわよ。」とその面倒見の良さそうな主婦さんは仰ってくれましたが、残念ながら私はティーンウルフを見た事がなかったのでそのロケ地の建物については分かりませんでした。

Biff's House 1955

 Bushnell Ave の個人宅最後の 3軒目はビフの家です。この家が3軒の中で一番南です。とは言ってもすぐそばですが。ビフが子供のボールを取って隣の家の2階に放り投げましたがもちろんその家もすぐ隣にありますよ。2枚目の画像は、2015年の老ビフがいつ1955年の自分自身にスポーツ年鑑を渡すのかマーティが見張っているシーン。画像を見ると撮影当時には家の前にフェンスがありましたが今現在はフェンスはありません?この周辺にフェンスがある家は一軒もないのでもしかしたら撮影用に設置した物かも知れません。
 尚、ここはパート2で初めて登場したのでBTTFでは出て来ません。この場所でロケ地写真を写した後にレンタカーに戻って、持参した印刷した画像と比べてみたら、何と左手前側に写っているマーティの向こうに木の枝が写っているのに気が付きました。気をフレームに入れてなかったのでわざわざもう一度この場所に戻って、今度は木の枝も同じように写るように写真を写し直したのでした。
 それでは次のロケ地を目指して車で移動しましょう。次の場所も South Pasadena からけっこう近いです。

Doc's House 1955

 BTTFに登場した1955年のドクのお屋敷。場所はパサデナ(Pasadena)にあって、上の個人宅 3軒が South Pasadena だったので北方向に進んでください。
 FRWY110まで戻りフリーウェイに乗って南方向に走り最初の出口 Orange Grove Blvd ですぐに出て、北方向にまっすぐ走ります。約3kmほど北に走りFRWY134の上を通過したら約400m先の左側にロケ地はあります。
住所 The Gamble House 4 Westmoreland Pl Pasadena
Googleマップ  Bingマップ  公式HP

 1908年に建築家のグリーン兄弟がP&G二代目創業者であるデービッド・ギャンブルのため建てた歴史ある建築物です。行った時には改装工事のために足場が組んでありました。現在は南カリフォルニア大学が博物館として管理しており時間帯は限られますが建物内部の見学ができます。外観は敷地内に塀が無いため、いつでも見学OKです。
 この場所はフリーマーケットで有名なローズボールのすぐ近く。ダウンタウンから公共交通機関で来る場合 こちら を参考にしてください。

Hilldale 1985

 ここからロサンゼルス西部にあるロケ地の説明をします。最初はパート3の後半1985年のシーンに登場したヒルデールです。このロケ地はロサンゼルスからはかなり遠くにあって距離はダウンタウンから約90km。FRWYを使って約1時間のドライブ。ダウンタウン及びハリウッドからはFRWY101を使って北上します。ただ、北上するとはいってもほとんど西に向かって走りますが。
 私がこの場所を訪ねたのは2004年の5月でした。朝一番にやって来る予定で、フリーウェイが渋滞する前に出発すれば1時間ちょっと位で着くだろうと考えていたのですが実際には考えがかなり甘かったです。朝6時30分に出発したら既にフリーウェイは渋滞しておりロケ地到着まで何と2時間近い時間が掛ったのでした。
 ヒルデールのロケ地があるのは Oxnard という街でFRWY101の Ventura Rd の出口で降りて Ventura Rd を南下します。Doris Ave との交差点を右折して西へ。最初の交差点 Oxford Dr とのT字路がロケ地になります。 Googleマップ Bingマップ

 それでは1985年のヒルデールのロケ地の説明です。1枚目と 2枚目の写真を見てください。パート3で1885年から戻って来たマーティはとりあえず家の前で一人で寝かせて心配なジェニファーの所へ行きました。ジェニファーと共に車で出発しますが、信号で止まった場所が偶然にも2015年にジェニファーと結婚して暮らしていたヒルデールだった訳です。マーティは思わず「ヒルデールか、僕らの家だ!」と呟きました。尚、このシーンではマーティは Doris Ave を西方向に向けて走っていました。

 この場所は基本的に撮影当時と変わりはなかったですが実際にはこの交差点には信号機はありませんでした。信号機は撮影用の小道具だと思われます。3枚目と4枚目の写真も最初の2枚と同じ場所でニードルスとのドラッグレースのシーンです。この交差点はT字路で南側(写真では左側)は一面が畑です。3枚目のロケ地写真を良く見るとロールスロイスが飛び出した次の交差点から車が出て来ているのが分かります。この場所は2015年のヒルデールのロケ地とは異なりますし
どうしてLAから100km近くも離れた場所で撮影されたのでしょう? こんな普通の交差点のシーンであればもっと近くの交差点でも撮影出来た筈では?その答えは次のロケ地と関係がありました。

Eastwood Ravine 1985

 ヒルデールに続くロケ地はやはりパート3のラストに登場のイーストウッド渓谷です。(Eastwood Ravine) この場所で汽車と正面衝突してデロリアンは大破しましたがこのロケ地に行ってみたい!と思っていたファンの人も結構多いのではないでしょうか?

 場所は Oxnard の南側にある Port Hueneme という街です。ヒルデールのロケ地からは Ventura Rd を南下するだけで非常に分かりやすく簡単に行く事が出来ます。渓谷のロケ地なので山の中での撮影だろう?と思っていたら何と実際の撮影は海のすぐそばで完全な平地だったのです。
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 上の 1枚目と 2枚目の写真は1885年から戻って来たマーティを乗せたデロリアンが線路を走っているシーン。このシーンでデロリアンは東西に走っている線路の上を西から東方向に向けて走っています。つまり運転席から顔を出して踏切で止まっている車は Ventura Rd を南に向かって止まっている訳です。向かっているとは言っても実はすぐ目の前は海で公園です。踏切正面の中央分離帯にある木が年月を感じさせますね。

 それでは次の3枚目と4枚目の写真。上の踏切のシーンの続きです。この後デロリアンは正面から走って来た汽車と正面衝突をして大破しました。しかし実際にはこの線路は近くの工場や倉庫への貨物の引込み線で普段は使われていないようです。踏切で一時停止をする車も全くありません。ですから私も線路の上でゆっくりと写真撮影が行えた訳で逆に言えば、撮影にはもってこいの場所だと言えるでしょう。そう考えればLAから距離が離れているこの場所での撮影も納得出来ます。多分この場所が先に決まり、1985年のヒルデールのシーンは後から近くの場所を探したのでしょう。しかし左の2枚の写真を比べると木がかなり生長しているのが分かります。1989年の撮影ですからもう30年以上の経過です。

 最後の 5枚目と 6枚目の写真。左の 3枚目と 4枚目と同じ場所ですが今度は向きが逆で映画のシーンも違います。カメラは西に向けて構えています。このシーンではマーティと一緒にジェニファーがいて左下 6枚目の画像をよく見るとドクが作った蒸気機関車型タイムマシンが空を飛んでいるのが分かります。
 ところで注意して2枚の写真を見てもらいたいのですが下の画像では渓谷に掛る橋の鉄塔部分が正面に見えます。しかし実際にはこの場所には渓谷も橋もありませんから当然上のロケ地写真を見ても何もありません。このシーンの撮影のためにわざわざ作られた物なんです。パート3では1985年のシーンはほんの少ししか登場しませんが私は踏切のロケ地は絶対に行きたいと以前から思っていました。


 これでBTTFのロケ地ガイドは終了ですが、実際にロケ地を回る順番をシュミレーションしてみましょう。一通りすべてのロケ地を回るためにはやはり最低2日~3日は必要でしょう。ダウンタウンを出発点とした場合、初日は2015年のヒルデールから1955年の Lyon Estates まで東に走り、そこから折り返してFRWY71、FRWY210と走ってジェニファーの家、そしてパサデナの4箇所のロケ地を見てダウンタウンに帰ります。
 2日目は西部の Oxnard と Port Hueneme を先に見て、その後ハリウッド周辺のロケ地をマクフライ家から順番に東に向けて見ていけばハードですが何とか2日間で回れると思います。
 尚、ヒルデールとイーストウッド渓谷のロケ地はLAからけっこう距離が離れているので、時間に余裕がない場合やそんなに見たくない場合にはこの二ヶ所のロケ地はパスしてください。

Town Square in U.S.H.

 BTTFのロケ地巡りでロサンゼルスを訪ねるのであればユニバーサルスタジオ・ハリウッドもお忘れなく!「USJ には行っているので USH はもう良いや。」という人も居られるかとは思いますがUSJがテーマパークなのに対しUSHは本当の撮影スタジオでこの差はかなり大きいと思います。私は今までに3回USHに行っているので今回は時間の関係上パスしましたが、トラムツアーでタウンスクエアのロケ地を見る事が出来ます。(下の写真を参照)

 1枚目の画像は時計台(クロックタワー)でここはすぐに分かると思います。撮影に使われたセットは火事で焼失していますので現在ある建物は複製ですが。それでは 2枚目の画像は何だか分かりますか? この建物は各時代で名前を変えて何度も登場しています。1955年では Lou's Cafe、1985年で Lou's Aerobic Fitness Center、そして2015年では Cafe80's でした。現在はどのような形で残っているのか見るのが楽しみですね。(2021年現在、建物は既に残っていないようです) Googleマップ Bingマップ

 バックトゥザフューチャーのロケ地ガイドは如何でしたか? レンタカーを借りて簡単に回れますし、車の運転が出来ない場合も日本人観光客向けの日本語タクシー、公共交通機関(Metro)、Uber(ライドシェア)等がありますので大丈夫です。LAに行かれる場合は是非BTTFロケ地巡りを楽しんでください。
尚、ゴマちゃんではお客様のリクエストにお答えしてBTTFグッズも販売しています。アメリカ雑貨の通販 のページも是非ご覧ください。
 ゴマちゃん店長 西岡 孝


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